住所には実は2種類ある？不動産で知っておきたい「住居表示」と「登記簿上の所在地」

こんにちは。

 

 

今回は不動産にまつわる「住所」についてお話ししたいと思います。
普段あまり気にされない方も多いかもしれませんが、実は物件の住所には2種類あるんです。それぞれの違いを理解しておくと、契約やお引越しの際にとても役立ちます。

 

 

1. みんなが知っている「住居表示」

 

まず一つ目は、一般的に知られている「住所」、不動産上では住居表示と呼ばれるものです。

 

住居表示とは、国土交通省の定めたルールに基づき、建物や土地を個別の番号で管理するシステムのこと。
この仕組みによって、地名や知名度に関わらず、建物や土地の正確な場所を示すことができます。

 

たとえば、住宅火災などの緊急時には、迅速な消防活動を行うためにも非常に重要です。
また、住居表示番号は郵便番号と連動しているため、郵便物の配達やネット通販の受け取りにも欠かせない情報となっています。

 

つまり、私たちが普段使う住所は、生活の安全や利便性にも直結しているのです。

 

 

2. 不動産取引で重要な「登記簿上の所在地」

 

一方、あまり知られていないのが登記簿上の所在地です。

 

これは、土地や建物がどの地籍や地区に属しているかを示したもので、不動産の売買や契約の際に非常に重要な情報となります。
登記簿の所在地は、地方自治体の不動産登記所で確認することができますが、賃貸物件では普段目にすることはほとんどありません。
そのため、契約時に初めて説明を受けて知る方も多いでしょう。

 

 

登記簿上の所在地と住居表示が異なることもありますが、これは法律上の住所体系と実際の郵便用住所の違いによるものです。
不動産取引では、契約書や登記情報と照らし合わせて正確に把握することが大切です。

 

 

いかがでしたか？

 

 

お引越しや物件探しの際には、今回ご紹介した住居表示と登記簿上の所在地の違いを意識してみてください。
知っておくと、契約時のトラブル回避や郵便物・宅配の手続きもスムーズになります。

 

 

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